柴犬は昔から番犬のイメージが強いため、
よく吠えるという印象があります。
たしかによく吠えます。
でも、本当に怒っている時には、歯をむき出しにして、
唸ったり吠えたり、それは必死になっています。
その反面、嬉しいときや服従している時のポーズは
とても愛らしいものがあります。
知っている人が来たり、特に主人には忠実なので、
その時には、思いっきり尻尾を振り、振りします。
表情も生き生きとして、元気よく吠えます。
「クーン」と甘えるように鼻を鳴らすこともありますよ。
お座りをして相手の目を見つめていたら、服従の印です。
お腹を出して寝そべったらこっちのもの。
横になって毛繕いを始めたら、すぐに居眠りを始めますよ。
これはすべて安心リラックスのポーズです。
面白い仕草の1つにあくびがあります。
普通は眠い時にするものですが、
叱られた時にあくびをすることがあります。
不謹慎なのではなく、ストレスから自分を解放するためだそうです。
叱られると飼い主から目をそらすこともありますが、それも同じです。
また、警戒心を抱いているときには、
相手に向かって遠巻きに近づいたり、横から近づいたりします。
これは攻撃意欲がないことをアピールしています。
こうした犬の行動はカーミングシグナルと呼ばれています。
一緒に生活するうちに、どんどん犬の気持ちが理解できるようになります。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
古く縄文時代から飼われていた柴犬は、
本州各地に棲息していたため、
温暖湿潤気候にとても強い犬種です。
その後も、山脈に囲まれた日本で小動物の狩りをしてきただけに、
その体型は筋肉質で、敏捷性にも優れています。
同時に、野性的な鋭い警戒心ももっているので、
番犬としての能力が高いと言われています。
人間との長い生活からか、人間との信頼関係が厚く、
主人に対しては非常に忠実です。
そこが柴犬の最大の魅力かもしれません。
その半面、他人には警戒心が強く、
良く言えば馴れ馴れしく接することがありませんので、番犬にぴったりです。
しかし、性格は、決まった特徴が少ないと言われ、
環境や育て方によって、かなり性格が異なるようです。
番犬に向いた犬もいれば、座敷犬向きの犬もいます。
柴犬の顔は、額が非常に浅く、シワがよって、
ちょっと困ったような表情がかわいいですね。
毛質も短毛で、ピンと立った立ち耳と、
何と言っても、クルッと巻き上がった巻き尾が特徴です。
赤(茶色)以外にも、黒や白などの種類があります。
一般に、メスよりオスの方が、体高も体長もやや大きいようです。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
柴犬は、もともと体型は小型ですが、
もっと小さな柴犬を豆柴と言ったりします。
ダックスフンドにミニチュアがあるように、
柴犬にも豆柴ブームがあったようです。
しかし、トラブルが続出したため、
豆柴は独立した犬種としては認められていません。
あくまでも小柄な柴犬という意味とされています。
というのも、豆柴の飼育や販売の段階で、恐ろしいトラブルがありました。
例えば、柴犬に小さな時から餌を制限して成長を止め、
これを豆柴として売ったり、小柄な柴犬を豆柴と偽って売ったり、
子犬を豆柴として売ったり、全くインチキな業者が続出しました。
もっとひどい例では、
柴犬とチワワやポメラニアンのような小型犬とを交配して、
それらしく見えた犬を豆柴として売っていた業者も摘発されました。
また、血統書を偽造して売っていた業者もあったと言います。
全く日本人のモラルを疑います。
柴犬は、年間に約6万頭から7万頭ほど生まれ、
豆柴犬は約5百頭前後生まれると言われています。
しかし、先ほどのようなトラブルが起きたため、
柴犬の最大の登録機関である日本犬保存会では、
豆柴犬を犬種として公認していません。
豆柴犬が欲しいと思ったら、よく確認してから購入するようにして下さい。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
日本を代表する犬と言えば、何と言っても柴犬です。
少し前には庭で番犬として飼っている家をよく見かけたものです。
ペットブームを巻き起こした
欧米品種の小型犬とはだいぶ異なったイメージです。
それもそのはず、柴犬は長年、本州各地で飼われてきた歴史を持っています。
古くは縄文時代にまでさかのぼり、
遺跡の中からたくさんの柴犬と見られる骨が出土されたそうです。
しかも、人間と一緒に埋葬されていた骨もあるそうで、
人間との親密な生活が想像されます。
柴犬の名前の由来は諸説ありますが、
その1つが芝刈りの「柴」で、柴薮を走って
山鳥やウサギなどの小動物を追いかけていたと言われています。
人間に飼われた狩猟犬だったようです。
柴犬と言っても、日本各地で独特の個性を持っていました。
信州の川上犬や保科犬、戸隠犬、美濃の美濃柴、
山陰の石州犬や因幡犬などが有名ですが、
現在は信州と山陰の柴犬を交配して作られたものがルーツのようです。
明治維新の文明開化で欧米種が流入し、純血種が脅かされましたが、
昭和初期に保存運動が起こり、1928年に日本犬保存会が創立されました。
こうした運動のおかげで、柴犬は天然記念物に指定され、
現在では、柴犬、秋田犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬の
6種類が天然記念物に指定されています。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア